琵琶湖産の8種の魚「琵琶湖八珍」や近江牛など滋賀県産の食材を使った夕食付きの宿泊プラン「リスペクトローカル湖国万福会席料理」が3月1日、琵琶湖ホテル(大津市浜町)で始まる。
ビワマスの南蛮漬けやハス田楽焼きなど「琵琶湖八珍」を使ったメニュー
ホテルで漬けた自家製のふなずし、ビワマスの南蛮漬け、モロコ甘露煮、コアユの天ぷらなど「琵琶湖八珍」の魚を全て使ったメニューのほか、ふなずしの漬け床である「飯(いい)」をだしに使った「びわこ鍋」など食品廃棄を減らすサステナブルな料理も提供する。
「琵琶湖八珍」は、ビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコ、イサザ、ゴリ(ウロリ)、コアユ、スジエビ、ハスの琵琶湖産の8種の魚。2013(平成25)年、魚料理人気アンケートを基に供給量など考慮して選定し、滋賀県文化財保護協会普及専門員が提唱を始めた。
同ホテル「日本料理 おおみ」の安積英行料理長は「近江牛はもちろん、琵琶湖を代表するおいしい魚介類『琵琶湖八珍』を全てメニューに取り入れて、琵琶湖ホテルでの夕食で湖国の味を一度に満喫してもらえるように恵を絞った。琵琶湖の環境保全に貢献するという視点から、びわこ鍋や琵琶湖周辺の里山で生産される棚田米もメニューに取り入れている。地域の漁師や生産者、観光業者としてのホテル、皆が幸せになれる地産地消のあり方を目指すとともに、湖国の恵みでおなかも心も『まんぷく』になってもらえれば」と呼びかける。
宿泊費は1泊2食付きで1人2万4,200円~。びわ湖大花火大会開催日などの除外日を除き、3月1日宿泊分から毎日予約可能。2日前に予約が必要。