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滋賀レイクスが越谷に2連勝 アリーナに連日4000人、最多入場者数更新

得点、アシスト、リバウンド、ディフェンスと八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せた19歳の湧川颯斗選手

得点、アシスト、リバウンド、ディフェンスと八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せた19歳の湧川颯斗選手

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 Bリーグ2部の滋賀レイクスが2月23日・24日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で越谷アルファーズと対戦し2連勝した。

「スターズイエロー」に染まる満員のアリーナ

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 23日は4403人が来場。2023年4月2日の横浜ビー・コルセアーズ戦で記録した4264人を超え、クラブの最多入場者数記録を更新した。チケットは完売し、臨時席も販売。滋賀はサードユニホームの「スターズイエロー」を着用。来場者にも無料配布した。

 滋賀は、ブースター(ファン)が会場を黄色で埋め尽くして満員となった会場の声援を受け、勝利への執念を見せた。1クオーター(Q)、越谷のリバウンド数が14本に対して滋賀は5本と、ゴール下を制されて12-26と大きくリードされる。2Qからディフェンスの強度を上げ、フルコートで相手選手にプレッシャーをかけ続け、ボールを奪い速攻する展開に持ち込むと、滋賀のペースになり、3Qに逆転。そのまま越谷を突き放し、84-64で快勝した。

 野本大智選手は「本当にすさまじい応援だった。僕らの背中を押してくれて、相手のフリースローが外れることもあった。ブースターがいっぱいいればいるほど燃える」と振り返った。

 24日も臨時席が販売され、4147人が来場。来場者にスターズイエローTシャツを無料配布したことから、この日もアリーナは黄色に染まった。

 会場の大声援を受けた滋賀は、試合開始から連続で越谷のボールを奪い、速攻から得点を重ねる。1Qはフルコートでプレッシャーをかけ、越谷の攻撃機会を奪い続け、27-17とリードする。2Q、越谷のLJ・ピーク選手にマッチアップしていた宮本一樹選手のファウル数が増え、出場時間が限られてしまうと、徐々に点差を詰められ、45-41と4点差まで迫られ、前半を終える。

 3Q前半はブロック・モータム選手の3ポイント(P)シュートが連続で決まり、リードを広げるも、3Q後半、LJ・ピーク選手を止められず滋賀のファウルが続き、4Q開始早々に越谷に逆転される。

 4Q、湧川颯斗選手がボールへの執念を見せ連続でファウルをもらうと、滋賀のペースに。5分間越谷の得点を0に抑えている間にジャスティン・バーレル選手が連続で得点。ボールに食らいつき、パスをつなぎ、3Pシュートを決めるなど、最後まで全員が集中力を切らさず、85-72で勝ち切った。

 19歳の湧川選手は24得点、8リバウンド、5スチールの活躍で、いずれもキャリアハイでゲームハイ(全選手中トップ)。6アシストもゲームハイ。攻守にわたって活躍した湧川選手についてダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)は「今日は颯斗がステップアップしてくれた。彼は日本代表に入れる選手だと信じている。若い選手が滋賀で花開いたというところは見せられたと思う」と評価した。

 湧川選手は「ダビー・ゴメスHCに練習中からずっと言われているディフェンスのハンドワークをやった結果が数字に出た。自分でリバウンドを取ってプッシュするのは得意なプレーでもあるので、チームで一番の8リバウンドは自信になった」と振り返った。

 黄色に染まった会場については「4000人が同じ黄色のシャツだったので、さらに多く見えた。正直、昨日の最初は緊張していたが、今日はあまり緊張もなくできた。ブースターの声援が本当に後押しになった」と感謝した。

 滋賀は6連勝。31勝12敗でB2西地区首位。

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