天孫神社(大津市京町3)の例祭「大津祭」が10月13日、行われる。
からくり人形を載せた曳山が大津市内を巡行する(写真提供=びわ湖大津観光協会)
江戸時代から続く大津祭は、長浜曳山祭、日吉大社の山王祭と並ぶ「湖国三大祭り」の一つで、滋賀県の無形民俗文化財に指定されている。13基の曳山(ひきやま)に「コイの滝登り」や「えびすさんがタイを釣り上げる」などの場面を再現した「からくり人形」が載せられているのが特徴。
9月16日に「くじ取り式」が行われ、毎年先頭で巡行する「くじ取らず」の「西行桜狸山」を除く、12基の曳山の巡行の順番が決まった。今年は、紫式部の「源氏物語」をテーマにしたからくり人形を載せる中京町の「源氏山」が一番くじを引き当てた。
10月12日の宵宮では、午前中に曳山が飾り付けられ、午後に「宵宮曳き」を行う。夕刻になると、おはやしが演奏される中で曳山が巡行する。13日の本祭は、天孫神社前に13基の曳山が集合し、一日かけて市内を巡行する。
宵宮は夕刻~21時、本祭は9時~17時30分。