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大津で滋賀県産食材交流会 地産地消を目指す県内宿泊施設関係者が来場

青パパイアの説明をするレーク滋賀農業協同組合のスタッフ

青パパイアの説明をするレーク滋賀農業協同組合のスタッフ

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 滋賀県産食材を展示する「滋賀県の魅力発見!地産地消大交流会」が10月15日、琵琶湖グランドホテル(大津市雄琴6)で開催された。滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合主催。

野菜、茶、果物、鶏肉、近江牛などの業者がブースを出展した

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 会場内には県内の農畜産水産物の生産者や加工品事業者など44のブースが出展。来場した県内の宿泊施設の支配人や調理担当者など約70人に向け、滋賀県産野菜や抹茶、小麦、野菜や肉の加工品、地酒などをアピールした。

 県産の米を使った植物性のヨーグルトや、草津市が特産品にしようと取り組んでいる青パパイア、県産のサツマイモで作った芋けんぴ、県産のメンマなどが並び、宿泊施設の関係者が試食し、説明に聞き入る姿が多く見られた。

 同組合は2021年に組合独自のSDGs行動宣言を行い、その中で「2030年までに滋賀県産食材の使用量を50%にする」と目標を掲げた。同組合事務局の楠元昌樹(まき)さんは「宣言だけで終わってはいけない。地産地消は宿泊施設にとっても付加価値を上げることにつながる。近江米と近江牛を提供している宿泊施設は多いが、県産野菜の使用率は低い。県内の生産者と宿泊施設をつなぐために交流会を開催した」と話す。

 2025年には滋賀県で国スポ・障スポが開催される。楠元さんは「県外の人がたくさん訪れる。まずは宿泊施設の関係者に県産食材を知ってもらい、県外の人に滋賀県ならではのおもてなしをして食で滋賀を楽しんでもらえれば」と期待する。

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