見る・遊ぶ 暮らす・働く

滋賀レイクス新B1「B.プレミア」参入決定 原社長「16年間の積み重ね」

B.プレミアライセンス交付の瞬間、喜ぶ滋賀レイクスのスタッフ

B.プレミアライセンス交付の瞬間、喜ぶ滋賀レイクスのスタッフ

  • 10

  •  

 2026年に開幕する新リーグ「B.LEAGUE PREMIER(B.プレミア)」のライセンス交付会見が10月17日に行われ、滋賀レイクスのB.プレミア参入が決定した。

滋賀レイクスのスタッフ、関係者に感謝の気持ちを伝える原社長

[広告]

 Bリーグは2026年にリーグ構造を改革し、新リーグとしてスタートする。競技成績による昇降格を廃止し、クラブを売上高や入場者数とアリーナの規模で3カテゴリーに分ける。17日の会見では、1次・2次・3次審査でトップリーグのB.プレミアライセンスを交付されるクラブが発表された。

 滋賀は3次審査の基準となる「平均来場者数3000人」「売上高12億円」を達成し、滋賀県立の滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)を滋賀レイクスの民間資本で基準を満たすアリーナに改修することでB.プレミア3次審査をクリアした。滋賀は初年度の2026-27シーズンからB.プレミアに参入することが決定した。

 17日のライセンス交付会見時には、滋賀レイクスクラブオフィス(大津市におの浜4)の特設会場で社員、関係者40人が会見のライブ配信を見守った。3次審査通過クラブの発表で滋賀レイクスの名が読み上げられると、原毅人社長をはじめ、眞庭城聖ゼネラルマネジャー、前田健滋朗ヘッドコーチ、レイクスチアリーダーズの川中尚子ディレクターらが喜びを分かち合った。

 原社長は社員に向け、「(クラブ発足から)16年間、選手やコーチ、長くクラブを支えてきた皆さんの思いも背負ってきた。社長を引き継いだ時には、『アリーナ基準を満たすことができず、プレミア参入は難しい』と聞いていたが、『やってみないと分からない』という気持ちでやってきた。皆さんのサポートがなければ前に進めなかった。昨年末にも『やっぱり厳しい』という局面を迎えたが、いろいろな奇跡が重なってアリーナ基準をクリアすることができた。それは、皆さんが熱狂的なファンをつくってくれたおかげで、16年間の積み重ねだと思う」と感謝を伝えた。

 原社長が2023年に社長に就任したのは、滋賀がB2に降格した直後。滋賀は、B1だった2022-23シーズン、平均来場者数2693人で基準をクリアしていなかった。原社長は「B1にいた時でさえ3000人を下回っていて、アリーナについてもそれまで全力を出し切った後で、途方もない(ことに挑む)気持ちだった」と当時を振り返る。

 「滋賀レイクスがB.プレミアに入ることに大きな意義がある」とも。「滋賀県で唯一のプロスポーツクラブとして誕生した歴史がある。滋賀県内でトップリーグの試合を見ることができる意義は大きい。子どもたちの憧れの存在、家庭内の明るい話題、人生の豊かさ、将来への希望など、これまで16年のわれわれの影響力は大きなものがある。それを(トップリーグに入ることで)継続していくことができるのがB.プレミア参入の大きな意義」と原社長。

 滋賀ダイハツアリーナの改修は2026-27シーズン終了後に行う。アウェーゴール裏2階席をVIPラウンジやスイートルームに改修し、トイレなどの設備も改修する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース