
小学生の親子にデコレーションケーキ作りを教える「春休み親子お菓子教室」が3月25日、滋賀短期大学(大津市竜が丘)で開催された。主催は滋賀県洋菓子協会。
10時からの会には12組の親子が参加。講師は「パレット」(皇子が丘3)社長の吉田香奈子さんやクラブハリエの林俊史さん、ル・ハノン(草津市追分南6)の奥野昌広さんらが務めた。滋賀県産小麦を使う小麦粉で作ったスポンジに滋賀県オリジナル品種のイチゴ「みおしずく」などをデコレーションする方法を教えた。参加者は、パレットナイフでクリームを塗る方法や回転台の使い方などのレクチャーを受け、重ねたスポンジを思い思いにデコレーションした。
甲賀市から参加した小学5年生の冨田祷理さんは「クリームを塗るのが楽しかった。イチゴは苦手だが、みおしずくはおいしかった」と話す。
同協会会長の前田省三さんは「職人は自分のことで精一杯になるが、このような機会を通じて社会とつながることで、優しい気持ちで優しい菓子を作れるのではないか。教えることで見えてくることもある。今後も続けていきたい」と話す。