
琵琶湖疏水(大津市三井寺町)の桜が4月8日、見頃を迎えた。
琵琶湖疏水は1890(明治23)年に完成した琵琶湖の水を京都に引くために作られた人工運河。明治維新後衰退した京都を琵琶湖の水利によって復興させるために建設され、水力発電、舟運、遊覧船の運航などに使われた。
疏水の堤に植えられた桜は4月1日に咲き始め、7日に満開となった。疏水を流れる湖水に映える桜の写真を撮影しようと多くの観光客が訪れている。夜にはライトアップも行う。びわ湖大津観光協会の担当者によると、見頃は今週末まで。
疏水船の運航は1951(昭和26)年に途絶えたが、2018(平成30)年、67年ぶりに観光船として本格運航を始めた。両岸に咲く桜を見ながら疏水船に乗ることができる。
甲賀市から来た女性は友人と写真を撮影し、「LAGO大津に行った後、琵琶湖疏水に桜を見に来た。きれいに咲いている」と喜んでいた。
ライトアップの点灯時間は18時~21時30分。今月13日まで。