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琵琶湖に新たな定期観光船 大津港とLAGO大津、琵琶湖博物館を結ぶ

新たな定期船を就航する杢兵衛造船所の仲野さん

新たな定期船を就航する杢兵衛造船所の仲野さん

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 新たな定期湖上観光航路「LAGOクルーズ」「琵琶湖博物館クルーズ」が4月12日、運航を開始する。運航は杢兵衛造船所(大津市今堅田1)。

琵琶湖から眺めたLAGO大津(におの浜観光港・草津烏丸半島港間LAGOクルーズで見ることができる)

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 新たな定期航路は、大津港(浜大津5)・におの浜観光港(におの浜4)間と、におの浜観光港・草津烏丸半島港(草津市下物町)間を運航する「LAGOクルーズ」2ルートと、おごと温泉港(大津市雄琴6)・草津烏丸半島港を運航する「琵琶湖博物館クルーズ」1ルートの3ルート。「LAGOクルーズ」が発着するにおの浜観光港の近くには3月24日、和菓子店「たねや」の新店舗「LAGO(ラーゴ)大津」(大津市由美浜)がオープンしている。草津烏丸半島港は琵琶湖博物館(草津市下物町)に隣接している。

 4月8日、大津港からにおの浜観光港までの「LAGOクルーズ」に試乗した大津市長の佐藤健司さんは「船から見る景色は非日常。湖から大津の町を眺める機会はあまりない。にぎわいが生まれているLAGOや大津港などの観光地一つ一つをを湖上交通で結ぶ取り組みが前に進んだ」と喜ぶ。

 同じく試乗した琵琶湖博物館館長の亀田佳代子さんは「博物館は琵琶湖というフィールドへの入り口。クルーズは本物の琵琶湖を船で体験してもらえる貴重な機会。船で来館して館内の展示を見ると、『さっき行った琵琶湖』だと親しみをもってもらえる」と話す。

 杢兵衛造船所の仲野智之さんは「昔は琵琶湖を船で移動していて、船に乗るのが日常だった。造船所としては、船が行き交う景色を残したかった。琵琶湖に行ったら船に乗れるのが当たり前という日常をつくっていきたい。定期運航はその第一歩」と話す。

 土曜・日曜・祝日のみ運航。運賃は小学生以上500円(におの浜観光港・草津烏丸半島港間は中学生以上=1,200円、小学生=600円)。

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