
「わたSHIGA輝く国スポ(第79回国民スポーツ大会)」の卓球競技が10月2日、野洲市総合体育館(野洲市冨波甲)で行われ、成年女子の部で滋賀が準優勝した。
準優勝した成年女子滋賀チームは平善彦監督が率いた。南波侑里香選手は平監督の長女。平真由香選手は次女。成本綾海選手と合わせ3人で1チームを組んだ。
団体戦はシングルス5ゲームで行われ、うち3ゲームを先取したチームが勝ちとなる。神奈川との決勝では、第1・第2ゲームを落とすも、第3ゲームは平選手が勝ち、望みをつなげる。第4・第5ゲームは同時に行われ、第5ゲームが先に終了。成本選手が勝ち、第4ゲームの南波選手がTリーグでチームメートの永尾尭子選手に勝てば滋賀が優勝するという展開になった。南波選手は2セット先取されるも第3・第4セットを取り、フルセットに持ち込む。会場の大声援を受け健闘したが第5セットを落とし、惜敗。ゲームカウント3-1で滋賀が敗れ、2位となった。第5ゲームの勝敗は第4ゲームに敗れたため公式記録に残らない。
「第2セットでリードしていた時にサーブをミスしてしまい、引きずってしまった。負けたことは悔しいが、地元開催の国スポで家族、親戚、滋賀の選手などみんなが応援してくれとても幸せだった」と南波選手。2敗後の第3ゲームに平選手が勝利したことで第4・第5ゲームが行われたことについては「それまでは自信がなさそうにしていた妹が思い切って自分のプレーをしてくれて、いい流れをつくってくれた。妹の成長を感じた」と話す。
平選手は「地元で、決勝まで進出して戦ったことを誇りに思っている。初日からたくさんの人が応援に来てくれて、応援の力を感じた。最後まで諦めないで戦えたのも応援のおかげ。感謝している」と話した。