先端的科学で課題を解決する技術のスタートアップイベントが11月30日、立命館大学BKCグラスルーツイノベーションセンター(草津市野路東1)で開催される。
会場は9月にオープンしたオープンイノベーション拠点の「グラスルーツイノベーションセンター」
湖南エリア(守山市、草津市、栗東市周辺)に医療、宇宙、バイオなど先端的科学技術で課題を解決する製品やサービスを生み出す技術「ディープテック」による産業集積を促進しようと守山市が主催。「up stream day Deep・Deep Tech Shiga 2025」と題して開く。
当日は、産官学連携の産業集積の成功事例として山形県の「鶴岡サイエンスパーク」を紹介。同サイエンスパーク内にある慶應義塾大学先端生命科学研究所所長の荒川和晴さんが講演する。
メインセッションのテーマは「地域にディープテック産業集積を築く」。スタートアップを支援するCoalis(コアリス)のゼネラルパートナー・上原仁さんがモデレーターを務め、荒川さん、ディープテック産業集積のためのオープンイノベーション(協業)に取り組む村田製作所副社長の岩坪浩さん、立命館大学発ベンチャーのPatentix社長の衣斐豊祐さんが登壇する。
守山市からの依頼で同イベントを運営する「しがとせかい」(湖南市)の中野龍馬さんは「起業家や起業を考えている人に参加してもらいたい。起業家と支援者をつなぎ、滋賀に新しい産業を生み出すきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は13時~16時15分。イベント終了後、同大学内のナデシコ食堂で交流会を行う。