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滋賀レイクス越谷に連勝し連敗脱出 23点差を逆転、ファンとつかんだ勝利

点差が開いてもゴールにアタックし続けたトーマス・ウインブッシュ選手

点差が開いてもゴールにアタックし続けたトーマス・ウインブッシュ選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスが12月20日・21日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で越谷アルファーズと対戦した。

岡田泰希選手の3ポイントシュートでチームがよみがえった

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 滋賀はバイウイーク明けから5連敗で迎えた20日。40分間集中を切らすことなく、チームで戦い続けた。4クオーター(Q)、越谷に1点差に迫られるも、岡田泰希選手の連続3ポイント(P)シュートで流れをつかんだ滋賀は、12-0のランで越谷を突き放し、80-73で勝利した。

 21日、3Pシュート成功率が45%と高かった前日から一転、滋賀のシュートが入らず、外れたボールのリバウンドも越谷の選手に拾われ、苦しい立ち上がりとなった。滋賀のミスが続き、越谷に高確率でシュートを決められ、前半で35-52と大きくリードされる。

 3Q、越谷にこの日最大となる23点のリードを許すが、直後に岡田選手が3Pシュートを決め、反撃ののろしを上げる。岡田選手はこの時のことを、「相手のゾーンディフェンスに対して、コーチから『お前なら打てるよね』と言われ、シュートを打つように指示を受けた。市岡ショーン選手も『泰希が外から打つことで、相手ディフェンスは泰希に付かなければいけなくなる。そうすればコーナーが空き、そこにディフェンスが寄れば、今度はインサイドが空く。そうやって良い循環が生まれるから、まずはお前が狙え』と背中を押してくれた」と振り返った。

 岡田選手の3本の3Pシュートなどで14-0のランをつくり、3Q終了間際、ルーズボールを拾った野本大智選手が放ったボールがゴールに吸い込まれ、56-65と9点差まで迫る。

 4Q、開始1分13秒でトーマス・ウインブッシュ選手が連続3Pシュートを決め、フリースローも得て一気に10得点を挙げ、逆転する。終始シュート確率が高かった越谷に連続で決められ、再度逆転を許し、3点差で迎えた試合時間残り53.7秒。ウインブッシュ選手が3Pシュートを決め、さらにファウルももらい、フリースローを決め切って81-80と逆転した。攻め上がろうとする越谷の選手から、游艾チェ(ユウ・アイチェ、チェは「吉吉」と書いて1文字)選手が2回連続でボールを奪い、越谷の逆転の芽を摘む。最後まで集中力を切らさなかった滋賀が83-80で競り勝った。

 滋賀の前田健滋朗ヘッドコーチは「前半は苦しい展開だったが、ブースター(ファン)の皆さんの後押しがあったことと、選手たちが自分たち自身でスイッチを入れてゲームを戻してくれたことで勝利できた。今日はブースターの皆さんと一丸となって勝ち取った勝利だった」と振り返った。

 ウインブッシュ選手も「声援を聞くと、『もう1本決めて、またみんなに喜んでもらいたい』という気持ちになる。チームを助けるために、自分にできることは何でもしたい。ブースターの皆さんのエネルギーが、私を突き動かしてくれた」と感謝した。

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