「びわ湖のワカサギを学んで食べて魅力を発信する料理交流会」が2月24日、草津市市民交流プラザ(草津市野路1)で開催された。
ワカサギの現状や漁業を取り巻く環境を学びながら、参加者がアイデアを出し合い、調理を行う体験型の交流企画。琵琶湖の恵みを体験するワークショップを提供する団体「こトモノ体験基地」が主催した。
ワカサギは琵琶湖にもともと生息していなかった国内外来種で、1990年代半ば以降に増加し、現在はコアユに次ぐ漁獲量となっている。一方で、県内での流通や家庭での調理機会は多くないという。同団体代表の大塚佐緒里さんは「琵琶湖でたくさん取れている魚なのに、売り場で見かける機会が少ない。天ぷら以外の食べ方があまり知られていないことも理由だと思う。いろいろなレシピを知ってもらえたら、手に取るきっかけになる」と話す。
当日は参加者がレシピ案を出し合い、素揚げ、天ぷら、南蛮漬け、春巻き、ラーメン、アヒージョなど多様な調理法に挑戦した。約11センチのワカサギを使い、下処理から調理までを4班に分かれて進行。草津産の愛彩菜(ワサビ菜)や日野町の日野菜など地野菜も取り入れ、米粉を使った衣や酸味の利いたマリネなど、家庭で再現しやすい工夫を盛り込んだ。
草津市の野村早秋さんは「ワカサギを始めて食べた。琵琶湖で取れることも知らなかった。梅和えがおいしかった」と話していた。
出来上がった料理は試食し、参加者は味や作りやすさをアンケートに記入。結果を反映したレシピは冊子にまとめ、参加者に配布する。今後の関連イベントでも活用する予定だという。大塚さんは「買ってみたいと思える具体的な作り方が増えれば、湖魚を選ぶ人も増える。食べることから琵琶湖を身近に感じてもらえたら」と話す。