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守山北高生と高齢者福祉施設ゆいの里が間にある「福祉の壁」壊すイベント

高校生が福祉施設との間にあった塀を壊した

高校生が福祉施設との間にあった塀を壊した

 高齢者福祉施設「ゆいの里」(守山市笠原町)で3月5日、隣接する守山北高校と同施設の間にある塀を壊すイベント「福祉の壁をぶっ壊せ」が開催された。

高校と高齢者福祉施設の間にあった塀が壊れる瞬間

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 同イベントは、同施設と守山北高校が連携して取り組む「ウォールアートプロジェクト」の一環。若い世代と高齢者が交流しながら、福祉施設と地域の間にある心理的・物理的な壁をなくすことを目的に企画した。当日は、施設利用者やスタッフ、守山北高校の生徒、フリースクールSince(近江八幡市)に通う児童など、8歳から107歳までの約150人が参加。心理的な壁をなくすために、同施設と同校の間にある塀をハンマーでたたいて壊し、物理的な壁も取り払った。塀を取り払うと、施設内から高校のグラウンドが見えるようになった。

 イベントに先立ちプレイベントとして、2月5日と11日には施設前にある約20メートルの塀にウォールアートを制作。守山北高校の生徒や施設利用者、スタッフらが「乗り越えたいこと」「不安に思っていること」「福祉に対するイメージ」などをテーマに、カラースプレーで自由にメッセージや絵を描いた。

 同施設を運営する慈恵会理事長の廣田岳尚さんは「高齢者施設は利用者と職員だけの世界になりがちだが、本来、町は多様な人がいる場所。施設も地域に開かれた場所にしていきたい。高校生の力で一歩前に踏み出すことができた」と話す。

 同校みらい共創科1年の河原田鳴さんは「壁があるのが当たり前だった。壊す瞬間はみんな楽しそうだった。今まで関わりのなかった人とも、壁を壊すことで話も弾み、コミュニケーションが取りやすくなると思った。学校終わりにふらっと立ち寄って施設の人と話すなど、学校以外でもここが居場所だと思える場所になれば」と話す。

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