Bリーグ1部の滋賀レイクスが3月11日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で仙台89ERSと対戦した。
激しいディフェンスで仙台の攻撃を押さえた岡田選手、野本選手©B.LEAGUE
ドラフト制度を利用して加入した岩下准平選手がホームゲーム初出場。1クオーター(Q)は、仙台のゴール下のディフェンスに苦しみ、攻めあぐねる場面が続いたが、野本大智選手の連続スチールからの速攻で流れをつかみ、17-18と接戦に持ち込んだ。2Q前半は滋賀のペース。強度の高いディフェンスで仙台の攻撃を止め、ザック・オーガスト選手のゴールアタックなどで得点を重ねる。滋賀が10点リードした場面で仙台のダン・タシュニー・ヘッドコーチ(HC)がタイムアウトを取り、「チームで連動性を持ち、滋賀のディフェンスのプレッシャーに負けないように」と指示すると、仙台が持ち直す。2Q終盤は滋賀のミスが目立ち、仙台が連続得点。45-45の同点で前半を終えた。
3Qも滋賀はミスやファウルで得点機会を失い、仙台に流れを渡して60-71とリードを広げられ、最終4Qへ。さらに点差が広がり、試合残り4分24秒の時点で68-83と15点差に。残り3分11秒、岩下選手が3ポイントシュートを決め、反撃ののろしを上げる。残り42.8秒には岩下選手が仙台からボールを奪って得点。残り34.3秒には野本選手、岩下選手、岡田泰希選手の3人が激しいディフェンスで仙台の8秒バイオレーションを誘い、滋賀ボールとなる。8秒バイオレーションとは、オフェンス側がハーフラインまでボールを運ぶのに8秒以上かかった場合に発生する反則のこと。直後に岩下選手のパスを受けた岡田選手が3ポイントシュートを決め、81-83と2点差まで迫ったが、その後は得点につなげることができず、81-87で敗れた。
滋賀の前田健滋朗HCは「3月11日という日に仙台89ERSと試合をして感じたのは、仙台89ERSが仙台の人にとって希望の光であり、生きる活力を与えているクラブだということ。私たちも滋賀の皆さんにとっての希望の光、活力になるような存在になっていきたいと強く再確認した」と話す。試合については「リバウンドでセカンドチャンスを与えてしまったことや、トランジションからの失点が流れを失う原因になった」と振り返った。
岩下選手は「歓声の中でプレーするのは初めてで少し緊張もあったが、ファンの熱い応援が自分を奮起させてくれた。応援してくれる人のためにも勝ちたかった」と話す。「大学とは強度が全く違う。早く慣れてチームを勝たせられるポイントガードになりたい」とも。