古代米を使ったパンやランチを提供している「すいらん」(栗東市安養寺、TEL 077-552-8815)で販売している「古代米シフォンケーキ」が、地元でファンを増やしている。
ケーキを開発、販売しているのは「米と水には特にこだわっている」と話すオーナーの杉本宏樹さん。材料にベーキングパウダーや小麦粉は一切使わず、滋賀県産の無農薬のコシヒカリと古代米を使用。杉本さんは「古代米は白米よりも栄養価が高く、最近は健康食としての注目度も高い。そこで古代米をアレンジして、シフォンケーキを作ることを思いついた」と話す。
同店で使用している古代米は黒米と赤米の2種類。「黒米はもっちり、赤米はしっとり。同じ古代米でもそれぞれ異なる食感に仕上がる」(杉本さん)。細かくパウダー状にした米粉に豆乳とメレンゲを混ぜて焼き上げることで「食べた時にシュワッと舌の上に広がる」やわらかさを実現した。価格は自家製プリンとセットで1プレート580円。テークアウトは一切れ300円。1ホール(17センチ)1,800円。
「最近はデザートのシフォンケーキを目当てに店を訪れるお客さまも多い」と杉本さん。最近では口コミでじわじわ人気を広げ、「食感が非常に軽いので、ご飯でおなかがいっぱいになってもおいしく食べていただける」と自信をみせる。
営業時間は11時30分~18時。日曜・祝日定休。