さまざまな国籍の人と地域住民が交流を深める「ええやんか!-おうみ多文化交流フェスティバル」が9月20日、草津のロクハ公園(草津市追分町)で行われ、訪れた1万人以上の参加者らが各国の音楽や食べ物、衣装などの文化に触れ合いにぎわった。
滋賀県在住の外国人は83カ国2万8,422人(昨年12月)。同イベントは、地域住民と外国籍の住民とが交流し、相互の文化を理解し、支え合うことを目的に「まず楽しんで交流したら『ええやんか!』を原点」(同フェスティバル実行委員会事務局の担当者)に2004年から毎年開催しているもの。今年で7回目を迎えた。
当日は、さまざまな国の音楽や踊りが披露されたほか、モンゴルの揚げギョーザやアラスカバーガー、インドカレーなど各国の料理を販売する「多民族料理」コーナーでは多くの人が各国のフードを味わった。韓国や中国、タイなどの民族衣装や世界の国旗をフェイスペイントできるコーナーも。
野外ステージではフィリピン音楽や朝鮮半島の民族楽器の演奏のほか、ブラジルのサンバやカポエイラなどが会場を盛り上げ、イベントのフィナーレを飾った全員参加のパレード「終わらないパレード」では会場が一体となって盛り上がった。
同フェス実行委員会事務局の藪美登里さんは「今年も多くの人が来場してくれて盛り上がった。ステージや多民族料理を楽しみに来場者が年々増えており、来年にもつなげていきたい」と話した。