滋賀県在住のアーティストチーム「藤井組」のブランドでコンテンツ制作を行う「まちおこし」(守山市)が制作したアニメ歌「遠距離やろ?ウチら」が12月1日より、NHK「みんなのうた」の中で放送されている。
同曲は、小学生の女の子が転校したボーイフレンドにメッセージを送る歌。「連絡ないのなんでなん? 転校して1週間 都会の小学校にはかわいい女子おおいからか?」と近江八幡市在住の小学生3年生、前川陽菜乃さんが関西弁を交えながら少し恋まじりの男の子と女の子の友情を子どもらしく歌う。
今年の1月に藤井組組長でストーリーテラーの藤井慶さんが物語を考え、そこに監督の西川興さんがメロディーを付けたことから生まれた。「小学生のころは男の子に比べて女の子の方がませているが、それを子どもながらに遠距離関係で思い合っている恋愛のようなかわいらしい友情を感じることができる物語。大人の人にも聴いてもらうことで昔のことを懐かしく思い出すことができる甘酸っぱい歌に仕上がった」と藤井さん。「苦労話は全くなく、みんなで楽しく作ることができた」とも。
西川さんは「決まったときは本当にうれしかった。歌っている陽菜乃ちゃんは普通の小学3年生の女の子で、地域の子と一緒に歌を作ることができたのは本当にうれしい」と話す。「『サッちゃん』『山口さんちのツトム君』のように親しまれるような歌になれば」とも。
同曲は、NHK総合テレビ、教育テレビ、ラジオ第2で全国放送されている。価格は1,000円。全国のCDショップやホームページで販売するほか、iTunesやレコチョク、music.jpなどでもダウンロードできる。放送は来年1月31日まで。