「大津まちなか食と灯りの祭2012(食灯祭)」が今年も9月15日から1ヶ月間、大津市中心市街地各所を会場に開催される。オープニングイベントが15日、なぎさ公園おまつり広場(滋賀県大津港・琵琶湖ホテル湖岸側一帯)で開催された。
オープニングイベントで合唱を披露するびわ湖ホール声楽アンサンブル
会場に設けられた特設ステージでは「びわ湖大津秋の音楽祭(9月15日~11月4日)共同開催イベント」としてびわ湖ホール声楽アンサンブルの合唱が披露されたほか、地元の音楽グループのコンサート、日本青年会議所滋賀ブロックのイベント「たからいち」も同時開催された。毎月第三土曜日に行われている「大津百町市」も特別開催され手作り品やこだわり品を販売、多くの来場客でにぎわった。この日の大津は最高気温32.2度の真夏日を記録。8月中旬並の暑さとなったが、日が暮れ始めた18時15分、会場に設置されたイルミネーションが一斉に点灯されると会場から歓声が上がった。
食灯祭期間中、大津のまちなかは「食」と「灯」と「音」のイベントが目白押しだ。期間を通して実施される「灯」のイベントは琵琶湖岸沿い、大津駅前、大津まちなかの3エリアでさまざまなイルミネーションや木枠灯りが楽しめる。大津駅前には大津祭をモチーフとした曳山灯りが、20日~22日に開催される「大津百町まちなかバル」参加店にはさかなの灯り(とと灯り)がともされる。
6回目の開催となる同祭。実行委員会顧問の山本進一さんは「限られた予算の中、市民や地元NPOなど多くの方の協力で開催を続けてこられた。イルミネーションもさまざまな灯りも手作りで作られたものばかり。さらに今年は節電に配慮したLED電球の導入や滋賀県東近江市のイルミネーションイベント「コトナリエ」のLEDをお借りするなど他地域との交流など新しい試みにもチャレンジできた。滋賀の地域資源である湖岸の水辺にともる美しいイルミネーションを多くの方に楽しんでほしい」と語る。
10月14日まで。期間中、開催されるイベントの詳細はホームページで確認できる。