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大津市中心市街地活性化フォーラムー2期計画へ向け実績と課題確認

大津市中心市街地活性化フォーラム、市民56人が参加

大津市中心市街地活性化フォーラム、市民56人が参加

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 「大津市中心市街地活性化フォーラム」が10月30日、旧大津公会堂(大津市浜大津1)で開催され56人の市民が参加した。国の認定を受け2008年7月より取り組んできた「大津市中心市街地活性化基本計画」が来年3月に4年9カ月の計画期間満了を迎える。これまでの振り返りと次の5年に向けての合意形成を目的に開催された。

 フォーラムは大津商工会議所大道良夫会頭、大津市茂呂治副市長のあいさつの後、市担当者がこれまでの実績を報告。その後、都市計画家の高田昇さんをコーディネーターに有識者4人が参加してパネルディスカッションが行われ、これまでの取り組み、これからの中心市街地活性化についての提案、ポイントなどが話し合われた。

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 同計画では地域住民、市民団体、民間事業者・商業者、まちづくり会社など27人で構成される大津市中心市街地活性化協議会が中心となり「琵琶湖湖岸・港における集客交流機能の強化」「駅・港を結ぶ動線のリニューアルによるにぎわいの創出」「町家等の活用による複合的都市機能の充実」の3つの目標を掲げ49の事業が計画された。16事業が完了、20事業が実施中・着手中、13事業が未着手。実施率は7割を超える。協議会では5月から1期計画の整理と評価を行うとともに2期計画に取り組むかどうかも含めて検討を重ねてきた。

 「なぎさのテラス」「湖の駅」のオープン、「旧大津公会堂」「町家修景」の整備や琵琶湖観光客入込数の増加(2007年133万8000人、2011年151万1000人)などの実績の一方、駅と港を結ぶ動線の休日の歩行者・自転車通行量(2007年8742人、2011年8903人)の伸び悩みなど課題もあるが、まちづくりへの参加者の広がりやさまざまな民間主導イベントの開催などまちづくりへの機運は高まっていることから2期計画に取り組む意向。

 パネラーを務めたまちづくり大津取締役の秋村洋さんは今後について「キーワードは『人』と『スピード感』。温度差が生じるのは仕方ないが、多くの人が同じベクトルを向きスピーディーに行動できるような組織体制の整備も必要」と語る。高田さんは「多くの人がさまざまな取り組みをしている。その情報をいかに発信し共有するのか。2期計画を進める上で情報発信力の強化が大変重要」と話す。

 大津市長等から参加した清水章智さんは「当たり前にある目の前の琵琶湖がとてもすてきな資源だと最近思うようになった。計画の地域に隣接する三井寺など周辺地域の資源も含めて魅力ある大津になれば」と期待を込める。

 協議会では年内に第2期計画をまとめ国に申請する予定。