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大津の「これから」を考えるワールドカフェ-市民ら34人が参加し意見交換

テーブルごとに設定されたテーマについて意見交換する大津市民

テーブルごとに設定されたテーマについて意見交換する大津市民

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 大津市役所で10月28日、「大津のこれからを考えるワールドカフェ」と題する意見交換会が開催された。大津市総合計画の第3次実行計画案と計画策定に当たり、市民の意見を反映させるため17人の委員で構成された「結プラン市民委員会」の提言を広く市民に説明する場として設けられた。

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 大津市総合計画は、大津市の行政政策を計画的に推進するための「基本構想」(2007~2016年度)と3年・3年・4年の3期に分割し取り組む「実行計画」で構成される。「第3次実行計画」は2013~2016年度の4年間を期間として策定される。

 会は「結プラン市民委員会」で委員長を務めた立命館大学産業社会学部の乾亨教授がファシリテーターを務め、同委員会が提言でまとめた「防災・安心・安全」「子育て・高齢者の支え」「まちの魅力・活力」「地域交通・くらしやすさ」「人のつながり・地域コミュニティー」の5つのテーマごとに設けられたテーブルでコーヒーやお茶を飲みお菓子を食べながら進められた。学生からシニア層まで、大津市民、大津に関心のある県民など34人が参加し、30分ごとに席替えを行いながら複数のテーマについて意見交換した。

 乾さんは「8回の委員会、12回の分科会を通して提言をまとめた。テーマは5つに分かれているが根っこは一つ。今、大津がどうなっていて、これからどうしていったらいいのかだ。なるべく具体的にできることを提言ではまとめた。17人の委員がいろいろと学び関係先にヒアリングした成果を市民にも知ってもらってこれからの大津の行政政策、まちづくりに生かしていただきたい」と期待を込める。

 大津市京町から参加した柴山直子さんは「大津をよくしたいという同じ思いの方々と話ができいい機会だった。それぞれの思いを尊重し耳を傾けることが何より大切だと思った。大津はとても広く自分の住む地域以外の話を聞けたのも貴重な体験。今後も市民が自由に気軽に意見を言い合い、話を聞き合えるこうした場は続けてほしい」と話していた。

 「第3次実行計画案」は市役所で閲覧、配布されホームページからもダウンロードできる。11月1日までパブリックコメントも受け付けている。

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