滋賀県は11月6日、NPO団体や市民活動グループなどが行うイベントや講座、ボランティア募集などの情報を集約し紹介するインターネットサイト「おうみ市民活動ポータル」を開設した。財団法人自治総合センターが主催する「地域の活性化に関する調査研究会」の実証実験として県と淡海ネットワークセンター、日本マイクロソフトが協力して来年3月末まで試行運用される。管理・運営には淡海ネットワークセンターがあたる。
サイトは、各種団体が発信している人材育成を目的としたイベントや講座などの情報を一元化し提供、「地域活性化を担う人材の支援を図る」ことを目的にしており、登録団体が運営するブログの更新情報が自動的にトップページに表示される。フェイスブックページやツイッターの情報なども今後紹介していく予定。現在は「イベント・講座・研修会情報」「助成金情報」「ボランティア・スタッフ募集情報」「登録団体のブログ情報」が掲載されている。
同センターの坂下晴子さんは「市民活動の場では広報が後回しになりがち。活動を知っていただき継続・発展させていくために今の時代はインターネットによる情報の発信が有効。情報に触れていただく入り口としてポータルを活用いただきたい」と話す一方、「インターネットの情報発信には一定のスキルも必要となるが、苦手な方も多い」と課題も漏らす。「ブログ開設や使い方など情報発信に関する部分でもサポートしていきたい」と意欲を見せる。
県では情報掲載を希望する団体を募集している。登録希望や問い合わせは淡海ネットワークセンター(TEL 077-524-8440)まで。