「市民劇団O2(オーツー)劇場」が6月29日・30日、大津市生涯学習センターホール(大津市本丸町、TEL 077-527-0025)で10周年公演「煙が目にしみる」を行う。
同劇団は1998年10月、大津市制100周年記念事業で上演された「市民野外劇みずうみの劇場」に出演した有志により2003年5月に結成。今年で10周年を迎える。大津に根付く自立した市民劇団として、演劇という文化的表現活動を通じて自己研さんと市民文化の振興に寄与することを目的としている。
劇団員は20~70代の幅広い年齢で構成。費用負担、大道具や衣装の製作なども全て自分たちで行う。演出家もいるが、出演者同士が納得いく演技ができるまで大きな声が飛び交う。他の地域の市民劇団や大学の演劇サークルとのコラボや、子ども向けの演劇ワークショップも開催する中、子どもが出演する演目もあるという。「芸術文化で子どもたちの心の豊かさを育むことに役立てたい」と同劇団関係者。
代表の森川稔さんは「今回の作品は家族や人とのつながりを描いた元気が出る内容。劇団自体も演じる喜びを感じながら仲間との絆を深めてきた。10周年の集大成」と話す。「お一人はもちろん、家族、夫婦、恋人とご覧いただければ」と呼び掛ける。
開演は、29日=18時30分、30日=13時30分。前売り料金は、一般=1,200円(当日1,400円)、高校生以下=800円(同1,000円)。ホームページで申し込みを受け付けている。