ギャラリー唐橋（大津市唐橋町、TEL 077-537-2753）で現在、県内外の作家29人による「明かり」に関連した作品を展示する「灯（あか）り展」が展示されている。

森の中にあるギャラリーを入ると

　毎年「建部大社船幸祭」の瀬田川花火大会に合わせて開催している同展は今年で6回目。照明器具や絵画から、キャンドルの炎、クラゲの発光に至るまで多彩な表現が展開され、すでに買い手がついている作品も多いという。花火大会当日の17日は、出展作家の一人である小林直子さんによるキャンドルをギャラリーの入り口に並べ火をともすキャンドルナイトも行う。

　昨年は花火大会の日をピークに500人を超える来場者でにぎわった。滋賀を代表する名所である瀬田の唐橋の中間の中の島に位置することから、普段も観光や散歩途中などの客が多い。

　同ギャラリーは東日本大震災直後より毎年、チャリティー展示などの社会貢献活動のほか、滋賀の芸術家の発掘・全国の芸術家同士の交流など芸術の振興にも取り組んでいる。

　「明かりには『お参り』『鎮魂』『復興』『感謝』のイメージがある。手作りのぬくもりの芸術を通して、人間の思いを感じ、互いに元気や希望のパワーを与え合う相乗効果を得ていただければ」と同ギャラリー副代表の内田真由子さんは来場を呼び掛ける。

　開廊時間は11時～18時30分（最終日は17時まで、17日は18時～21時30分）。入場無料。今月20日まで。