食べる 暮らす・働く

「唐揚げ専門店 ほかほかとんちゃん」が1個50円ー開店1周年記念で

唐揚げ弁当(450円)は専門店最大級の大きさもさることながら、引退した先代がつくる近江米も大盛りのため、蒸気を逃がす狙いも含めきっちりとふたをすることができないほど

唐揚げ弁当(450円)は専門店最大級の大きさもさることながら、引退した先代がつくる近江米も大盛りのため、蒸気を逃がす狙いも含めきっちりとふたをすることができないほど

  • 0

  •  

 「唐揚げ専門店 ほかほかとんちゃん 南草津店」(草津市野路2、TEL 077-564-8329)が9月26日、開店1周年を迎える。これを記念して、9月26日から先着1010人に整理券を配布し、10月10日の「スペシャルとんちゃんの日」に通常1個170円を50円で販売するイベントを行う。

藤原尽志社長と中嶋隆二店長

[広告]

 テークアウトのみで提供する同店。毎月10の倍数の日を「とんちゃんの日」と定め、1個100円で販売しているが、今回のイベントではさらに半額にする。整理券1枚につき1個を販売。「整理券の枚数を自慢し合ってほしい。週5で来る人もいるが、1回でも来てくれた人を大切にしたい。常連客への感謝を込めて赤字覚悟で行う。10メートルほど先の『南田山』の信号まで行列ができるくらい来てほしい」と社長の藤原尽志さん。

 同店では、昨年は10万個、今年はすでに15~20万個が売れている。毎日数量限定で無くなり次第終了しているが、1日平均800~1000個が売れるという盛況ぶり。11時~12時のお昼時にはひっきりなしに客が訪れるが、注文を受けてから揚げるため、店の外で待つのが毎日の恒例だ。「儲けよりも続けていくことが目的。揚げたてを食べてもらいたいから『ほかほかとんちゃん』と名付けた。」と藤原さん。「冷めてもおいしい」ため、親子丼やあんかけ、酢豚風にアレンジをするレシピもパッケージに掲載して提供している。

 「とんちゃん」とは高島市の郷土料理であるたれに漬け込んだ「味付けかしわ」のこと。藤原さんは、養鶏場・鶏肉店を営んでいた祖父の代から総業50年となる「実生庵」の3代目。先代が1993年に炭火焼き肉食べ放題の「今津の食堂モーモーとんちゃん」(高島市今津町)をオープンしたところ、「とんちゃん唐揚げ」が人気を呼んだ。2年前から家業を継ぎ、「とんちゃん」の味も受け継いだ。先々代から伝わる「お客さんが損をしないように」との客目線、人を大切にする精神も決して忘れない。

 2年前には高島の「町の名物・自慢」として食文化の継承・発信することを目的に「高島とんちゃん組合」も立ち上げ、同組合とびわ湖放送のテレビ番組「びわカン」とのコラボで「とんちゃん串」を第1回滋賀B級グルメバトルに出品したことがきっかけで人気に火がつき、昨年の第2回同グルメバトルでは3位を獲得した。「ほかほかとんちゃん」は、「2013唐揚げグランプリ・中日本しょうゆダレ部門」でも金賞を受賞している。

 通常メニューは、唐揚げ弁当(450円)、唐揚げパック100グラム(210円)、高島とんちゃん串(170円)、焼きギョーザ5個入り(280円)、炊き込みご飯の手作りおにぎり2個入り(210円)、白菜キムチ100グラム(210円)。

 営業時間は11時~20時。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース