「ゆるキャラグランプリ」暫定1位の家康くんが天下統一をかけ浜名湖を代表して日本一のびわ湖に挑戦状をたたきつけたが、敗れていたことが分かった。
受けて立ったのはびわ湖のゆるキャラ「キャッフィー」。合戦は9月にオーパルオプテックス(大津市雄琴5)琵琶湖岸で行われた。家康くんは当初競艇対決と思い練習を重ねてきたが、発祥の地びわ湖でウオーターボールに入って競争をすることになり、かぶとをかぶったままだと中に入れなかったため、脱いでしゃべる能力を失うなどスタート前から苦戦。
対するキャッフィーはびわ湖に住むビワコオオナマズをモデルとするため有利と思われたが、途中うつぶせに転倒。そのままコントロール不能となってしまうという乱戦となった。合戦はともにチームを組んで参戦した浜名湖チームのおはま=ミス浜松の山本来音さんとびわ湖チームの県庁広報課職員の三浦ちさとさんとの一騎打ちとなった。安全のため女性は四つん這(ば)いのハイハイで行うため、両者は必死に手足を動かして前へと進んだ。結果、1番にゴールしたのは三浦さん。びわ湖チームの勝利となり、日本一の誇りを死守した。
「ボールの中に入っているのが絵的に面白い。他のゆるキャラ対決もいつでも受けて立つ準備はできている」とNWWA 日本ウォーターウォーク協会の御舩泰秀理事長。同協会は水上歩行コンテストを積極的に開発していく予定で、合戦の盛り上がりを受け、女性のレースもユーチューブ上で開催することが新たに決まった。