東日本大震災から2年半以上がたった今、滋賀と福島を「食」でつなぐイベント「福島いわき復興物産展 in 大津2013 『がんばっぺ いわき』」が11月2日~4日、フォレオ大津一里山(大津市一里山)1階サウスコートで開催される。
「うに貝殻焼き」などを試食する来場者(2012年復興物産展より)
毎年11月に開催され、今年で3回目。今年のテーマは「味わう つながる いわきと私」。「忘れないのは大前提、今年は商品を味わってもらい、いわき市の良さをアピールすることに力を入れたい」との思いで決められた。
龍谷大学(大津市瀬田)社会学部の学生で結成される「フクシマいわき復興物産プロジェクト」が主催し、福島県いわき市の東日本国際大学の学生、いわき市の生産者で組織される「いわき福島復興物産オフィス」が協力。一丸となって企画し、準備を進めてきた。
同プロジェクトの学生たちは今年8月に被災地、福島第一原発周辺を見学。いまだに復興が十分とはいえない現状を目の当たりにする。「昨年に比べて、がれきの量は減ったが、港はまだ手つかずだった」とリーダーの松本悟さん(3年生)。
今年は昨年に引き続き「とまとランドいわき」のミニトマトなどを販売するほか、津波で甚大な被害を受けた薄磯地区でいち早く工場を再開した「丸又蒲鉾製造」の厚揚げ蒲鉾ソフト、喜多方市から「河京」の喜多方ラーメンなども販売。全て放射能・放射線安全性検査基準に合格した商品だ。
当日は、福島から東日本国際大学の学生や生産者も応援に駆け付ける予定。会場には、福島第一原発周辺を見学をした龍谷大学の学生たちのレポートも展示し、被災地の今を紹介する。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。詳しくはホームページで確認できる。