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自転車店社長が旧中山道を自転車で走破-日本橋~三条大橋間

旧中山道570キロメートルを自転車で走破し三条大橋にゴールする井上寿さん

旧中山道570キロメートルを自転車で走破し三条大橋にゴールする井上寿さん

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 ストラーダバイシクルズ(草津市野路8、TEL 077-566-8300)社長の井上寿(ひさし)さんが、1週間で旧中山道570キロを自転車で走破するのに成功した。

自転車を担いで峠を越えることも

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 井上さんは、4月20日に東京の日本橋をスタートし、27日の草津宿場まつりにも遭遇しながら、京都の三条大橋に無事ゴールした。「距離だけ見れば2日で行ける」という井上さんだが、旧中山道を探りながら、1日12時間以上自転車に乗り、70~100キロを走るという分刻みのハードな内容。「自転車でどれだけ行けるか冒険チックなライディングだった」と振り返る。

 井上さんは湖南市出身。自転車卸の会社に勤めていた父親の影響で小学生のころから自転車の組み立てができた。中学生のころは「滋賀の向こうには何があるのだろうとワクワクしていた」という井上さん。高校生のころ、パパチャリで鈴鹿峠を越えた時に「日本一周をしている」という大学生に出会い感動したことが原点になっている。大学生時代はトライアスロンにも挑戦し、日本スポーツマスターズでの入賞経験も持つ。

 旧中山道で印象に残ったのは、旧碓氷峠(群馬県)、和田峠、木曽路、妻籠(つまご)(長野県)で、峠は自転車を担いだり押したりしながら越えた。「木曽路は街道の雰囲気が満点」という井上さん。宿も江戸の風情を残す妻籠などの旅籠(はたご)を選んだ。「中山道にはプリミティブな原風景が多い」という道が好きな井上さんにとって、読みためてきた本を照合し、街道を踏査することも楽しみの一つだった。

 井上さんは昨年10月に東海道も走破しており、今後、甲州道・日光道・山陽道のツーリングで五街道制覇も予定している。同店では自転車購入客を対象にビワイチ(びわ湖一周)ライドなども随時開いている。

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