地域を自転車で巡る旅「ツール・ド・ニッポン」、3月に滋賀県内で開催へ

東近江市では「ファブリカ村」を訪れ村長の北川陽子さんと打ち合わせ。記念写真でポーズをとるスタッフら

東近江市では「ファブリカ村」を訪れ村長の北川陽子さんと打ち合わせ。記念写真でポーズをとるスタッフら

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 雑誌「PAPERSKY」が企画する自転車で地域を巡る旅「ツール・ド・ニッポン in 滋賀」が3月30日・31日、滋賀県内で開催される。ルーカス編集長ほかスタッフが滋賀を訪れ自転車でコースの下見など準備を進めている。

琵琶湖湖岸沿いを自転車ライドするルーカス編集長とスタッフ

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 同誌は2002年に創刊された旅行雑誌。コンセプトは「地上で読む機内誌」。年3回の雑誌の発行のほか、「自転車」「山」「本」「食」「日本」から成る5つのクラブ活動で読者を交えたリアルな活動も展開している。「ニッポンを知る旅」へもっと出掛けてほしいと、クラブ活動を全国に広げるため「ツール・ド・ニッポン」として2010年にプロジェクトをスタート。単に自転車で旅をするだけではなく、その地域の伝統文化に触れ、職人技を体感するワークショップや地元食材を使った食のプログラムなども盛り込み、参加者が興味あるプログラムを自由に選択できるのが大きな特徴だ。2010年の京都開催を皮切りに、2011年には京都・青森・高松、2012年には伊豆大島・京都・島根・鳥取・静岡と日本各地にフィールドを広げてきた。今年も4回のイベントを企画しており、その幕開け企画として滋賀で開催する。

 1月26日・27日には、長浜市、大津市、高島市、東近江市、近江八幡市などを訪れ、関係者との打ち合わせや自転車での走行などの下見を行った。

 ルーカス編集長は「高島の雪にびっくりした。『かばた』も見学させてもらったが、『水』を大切にし『水』とともに暮らす人々に感銘を受けた」と湖国下見の感想の一端を語る。編集部の玉田純平さんは「琵琶湖の大きさとともに、大津では晴れていたのに湖北は雪と気候も多様で驚いた。お会いした方は皆、自分の町のことにとても詳しく、私たちのイベントにも興味を持ってくれた。温かく他者を受け入れるマインドを感じる。魅力的な旅が企画できそう」とイベント本番に向け意気込む。

 旅の予定コースは、1日目が木ノ本~高島を自転車でライド。宿泊地の高島で各種ワークショップやプログラムを楽しむ。2日目は今津港からチャーター船で竹生島を経由し彦根までクルージング。彦根から近江八幡まで再び自転車でライドする。自転車はレンタルも出来る。2月中旬ごろよりホームページで募集を始める。

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