「近江牛専門店が極めたカレー」販売好調-売り上げの一部をびわ湖保全へ

写真=「近江牛専門店が極めたカレー」のパッケージには環境保全を訴える「Mother Lake」が表示される。

写真=「近江牛専門店が極めたカレー」のパッケージには環境保全を訴える「Mother Lake」が表示される。

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 近江牛専門店のサカエヤ(草津市追分町)は11月26日より、近江牛1頭を丸ごと使ったレトルトカレー「近江牛専門店が極めたカレー」の売り上げの一部をびわ湖環境保全への寄付を始めた。

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 同社は11月7日から、近江牛一頭丸ごとを使いヒレ、サーロイン、カルビ、ロース、すね肉に至るまで全ての部位を使用する同商品の販売を開始。開発した新保吉伸社長は「近江牛1頭から2,400個の商品ができるが、当初は1年くらいかけゆっくりと思っていた。これまで予想を上回るペースで注文が入り1カ月で完売した」とその反響に驚く。

 同月、自然循環による農家との取り組みが評価され「SOHO AWARDS 2008 SOHOエコスタイル賞」の銀賞を受賞した同社。「受賞したことでさらに意識が高まった。うちのような小さな会社ほど行動することに意味がある」と新保社長。

 今回の取り組みでは、商品のパッケージに滋賀県のシンボルマーク「Mother Lake」を表示し、びわ湖環境保全の必要性を訴求。同商品の売り上げの一部を「琵琶湖総合保全」など滋賀県が推進する環境保全活動に寄付する。

 新保社長は「近江牛の良さはびわ湖の水にあることが注目されている。今回の取り組みにより少しでも循環型の環境保全につなげたい」と話し、「こうした活動が活性化につながれば、さらに効果が上がる」と期待を寄せる。

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