「大津まるごとカレー」開発進む-地産地消で大津の「食」の魅力発信

写真=「大津まるごとカレー」に入れる具材。ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、比良みそ、コマツナなど大津産の食材を使う。

写真=「大津まるごとカレー」に入れる具材。ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、比良みそ、コマツナなど大津産の食材を使う。

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 びわ湖大津観光協会とあめ煮・鮒ずしなど湖国伝来の商品を製造・販売する「いのうえ」(大津市丸の内町)と製作会社「ユーストン」(粟津町)は現在、大津の「食」の開発をテーマに地元の食材をふんだんに使った「大津まるごとカレー」の開発を進めている。

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 同協会は「地域の食材を使い商品を開発することで、観光客の生産地への関心と活性化につなげていきたい」(同協会の松浦康之さん)と地元産食材を使った商品開発を企画。「たくさんの食材を使うことができ、誰でも気軽に食べることができ日持ちもする」(同)ことからカレーの開発を決めた。具材には、大津産のジャガイモ、ニンジン、タマネギ、近江しゃもなどを使用するほか、「徹底して大津産にこだわっていきたい」(井上修司さん)と、カレーのルーには比良スイカ、比良みそ、コマツナなどを隠し味に使うことを検討している。

 今回の企画では地元メディアと連動し商品が開発できるまでの様子を、びわ湖放送の番組「勇さんのびわ湖カンパニー」(毎週金曜24時20分~25時)内でも放送しプロモーションを展開している。ユーストンの松井敬樹さんは「商品企画から具材探し、商品開発までをみんなでやることに意味がある。それを映像で伝え少しでも多くの人にかかわってもらいおいしい商品を作り上げたい」と話す。

 「これまでは大津はびわ湖や神社仏閣などの観光PRが多かったが、『食』でも魅力を発信していければ」と松浦さん。カレーはレトルトパックで、8月中の完成を目指す。「価格は未定だが、お土産だけでなく家庭でも楽しんでもらえる価格にしたい。大津の食の魅力を伝えられるパッケージも考えたい」と意欲をみせる。

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