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大津でご当地カルタ「滋賀コレかるた」展示 企業オリジナルかるたも

「滋賀コレかるた」デザイナーの松井さん

「滋賀コレかるた」デザイナーの松井さん

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 滋賀県の名所や特産品など盛り込んだ「滋賀コレかるた」を使った地域活性プロジェクトを紹介する展示が現在、コラボしが21展示コーナーGALLERY(大津市打出浜)で開催されている。

「滋賀コレかるた」と協賛企業のオリジナルかるたを展示している

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 展示では、草津市のデザイナー松井栄里さんが2019年、オリジナルのご当地かるた「滋賀コレかるた」で大津・ビジネスプランコンテストに出場し、米国では本を購入して配り地域貢献している企業があると聞いたことをきっかけに始めた「滋賀コレかるたで地域活性プロジェクト」を紹介。プロジェクトでは2022年から、地元企業の協賛を得て同かるたを企業に購入してもらい、県内の幼稚園・保育園・こども園の園児に寄付している。現在までに83カ所、2518人の園児にかるたを進呈した。

 同かるたには、「ちまきちょうだい 大津祭のひきやま見物」「むりをせず いそがばまわれ 瀬田の唐橋」など県内の名所や特産品、歴史文化などを盛り込む。プロジェクトでは、同かるたに協賛企業のオリジナル札を1組追加したものを寄付している。協賛企業は現在23社で、いろは48文字のうち26文字がそろった。松井さんは「48文字のうち半分の文字に協賛してもらえた記念の展示」と話す。

 今回は、協賛企業のオリジナル札も展示。オリジナル札では、協賛企業の事業内容をアピールしている。「箱や札に広告を入れるのは難しいので、各企業のオリジナル札を1組追加することにした」と松井さん。「近くに工場があっても、地元の人は何を作っているか知らないことも多い。園に寄付する時には社員を招いて会社の製品などの説明をしてもらっている。プレゼントしたかるたで遊ぶ時に企業オリジナル札を繰り返し読むことで、地域の人に知ってもらういい機会になっている」と話し、「次は48文字全てそろった時に展示したい」と意気込む。

 入場無料。30日まで。

 コラボしが21展示コーナーの開館時間は9時~17時。土曜・日曜休館。

 28日には、競技かるたの名人戦、クイーン戦が行われている「かるたの聖地」で近江神宮(大津市神宮町)内にある近江勧学館で小学生対象の滋賀コレかるた大会も開催する。

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