
日本料理店「あみ定」(大津市唐橋町)が4月1日、いろりで焼いたアユを提供する「囲炉裏(いろり)あみ定」としてリニューアルオープンした。
「あみ定」は江戸時代に創業した瀬田川と瀬田の唐橋を望む料亭。2023年から休業していたが、CLフォーラム(守山市守山2)が引き継ぎリニューアルして運営する。
リニューアルでは、いろりでアユを焼いて提供できる店にしたいと大広間を改装。串に刺したアユを焼くためのいろりを作った。作ったいろりには乾燥させた琵琶湖の砂を入れた。「琵琶湖のテロワール(地域の味わい)」をコンセプトに、アユやスジエビ、モロコなど琵琶湖の魚や赤こんにゃく、丁字ふなどを使ったコースメニューを用意。アユは1時間かけてじっくり焼き上げ、焼いている間に滋賀県の郷土料理「えび豆」や琵琶湖の湖魚の天ぷら、塩焼きのアユを入れたご飯、セタシジミの赤だしなどを提供する。夜のコースには近江牛のたたきとデザートも付く。アユの塩焼き以外の料理は2カ月ごとに変え、滋賀県産の旬の野菜や魚をメニューに取り入れる。
アユの焼き方は、同店マネジャーの新井優一さんがアユの塩焼きで有名な「道の駅古今伝授の里やまと」(岐阜県)に通い学んだ。備長炭を使い、アユの頭は落ちて来るアユの脂で焼く。途中で4回アユを動かし、全体がまんべんなく焼けるようにする。同社社長の二之湯武史さんは「備長炭の遠赤外線で焼くと、アユから水蒸気が出て蒸し焼き状態になり、身はふわっとして、頭はぱりっと揚げたように仕上がる」と話す。使うアユの仕入れ先は養殖場3カ所に絞った。木村鮎(彦根市)と近江鮎(愛荘町)、すだち鮎(徳島市)から2種類を使う。いずれも種苗(稚魚)は琵琶湖の天然物という。
二之湯さんは「琵琶湖を感じられる空間でアユを味わい、琵琶湖のテロワールを満喫してもらえれば」と呼びかける。
食事は一斉スタートで、提供時間は、昼の部=11時~12時30分もしくは13時~14時30分。夜の部=18時~20時。価格は、昼の部=4,800円、夜の部=6,500円。