大相撲びわこ場所を前に「土俵作り」-直径6.7メートルの土俵完成

滋賀県立体育館で「大相撲びわこ場所」の開催を前に「土俵作り」が行われた。

滋賀県立体育館で「大相撲びわこ場所」の開催を前に「土俵作り」が行われた。

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 滋賀県立体育館(大津市におの浜4)創立40周年を記念して企画された「大相撲びわこ場所」が行われるのを前に10月22日、同館で「土俵作り」が行われた。

土俵作りの様子

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 厳格な決まりと神聖なしきたりに基づいて作られる土俵作り。この日も、正面、向正面、東、西のそれぞれ決められた方位を基に、1年間濡らさず乾燥させた土とセメント粉を混ぜた約30トンの土を盛り、一辺6.7メートルの正方形に土をかたどった。その後、水をまき、「たこつき」「たたき」などの道具で土をたたいてしめ、土を詰めた土俵俵を土俵に埋め込み直径4.5メートルの「勝負俵」(内側の円の俵)と「外俵」を作り、高さ60センチの土俵が完成した。別名「砂かぶり」ともいう土俵に一番近いタマリ席は、土俵までの距離が1.6メートル。

 土俵作りも仕事の一つである相撲協会の呼び出し邦夫さんは「直径4.5メートルの勝負俵を狭いととるか広いととるか、大きな力士が土俵に立つとまた違って見える」と話す。前日となる23日は、新しく築いた土俵を清めて邪気を払い、力士がケガせず興行が無事に終了するよう祈願する「土俵祭り」が行われる。

 滋賀県体育協会の片岡さんは「土俵は意外に小さかったがこの中で大きな力士同士の取り組みはすごい迫力だと思う。なかなか見る機会もないと思うので少しでも多くの人に来てもらえれば」と話す。「土俵に女性は上がることができないので、嘉田由紀子滋賀県知事が来られたら困りますね」とも。

 当日は、8時~公開けいこ、11時~ちびっ子と力士のけいこ、11時30分~幕下以下の取り組み、13時~十両取り組み、13時30分~幕内取り組み、弓取り、15時 打ち出しとなる。チケットは、タマリS席=1万3,000円(24日)、1万1,000円(25日)、2階自由席=3,000円など。

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