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常設プロジェクションマッピングで挙式演出-琵琶湖ホテルが国内初の試み

新郎新婦が入場すると結婚式場の窓の曲面にびわ湖とステンドガラスのイメージが映し出される

新郎新婦が入場すると結婚式場の窓の曲面にびわ湖とステンドガラスのイメージが映し出される

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 琵琶湖ホテル(大津市浜町)は6月15日、国内初となる常設プロジェクションマッピングによるチャペルの演出を始める。

新郎新婦を森の中の蝶にイメージした映像

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 1934(昭和9)年の開業から80周年、1998年の新築移転から15周年を迎える同ホテルが感謝と祝福の意を込めて「『The Bressing Of Lake Biwa』~光と水の祝福~」をテーマにした新3D映像を使った結婚式の演出を行う。

  映像は、円形式場の白い壁面、祭壇の背景となる大きな窓にロール性ファスナーシステムの遮光スクリーンを採用し、左右2つのプロジェクターから映し出す。新郎新婦の入場を待っている間、びわ湖の中の水中教会をイメージした水の映像、桜から雪までが舞う比良山の四季のほか、ホテルの屋上から実際に撮影したという夕焼けやびわ湖大花火大会の映像なども鮮やかに映し出される。新郎新婦をイメージしたチョウが入場口の方へそれぞれ左右に飛んで行き、2人の写真・名前・式の日付が映し出され、入場が始まる。入場後は水とステンドグラスが映し出され、神父の下で誓いの言葉を交わした後、スクリーンが上昇し、実際のびわ湖の眺望が開ける。

 映像は今年中にもう1作を作り、毎年1作ずつ増やし、好きな映像を選んでもらえるようにする予定。ブライダル支配人の大橋卓也さんは「夜の野外エンターテインメントとして東京駅やUSJなどが有名だが、今ここでしか見られない、人生に一度の映像空間を提供する」と自信を見せる。

 「3D」と言う表現は映像が立体物に投影するという意味で使用っている。デザインを手掛けた演出家・映像作家の窪木亨さんは二条城、京都市美術館、京都文化博物館での演出で知られる。「窓の外に広がるびわ湖を感じてもらうために、出席者の目線と同じ高さにびわ湖の映像の水面を合わせた」とコンセプトを語る。

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