地上29階、共同住宅・店舗・医療施設が入居する「COCOLAS(ココラス)大津」(大津市春日町)が12月1日、竣工した。
大津駅西地区第一種市街地再開発事業施設建築物の同ビルは、高さ97メートル、敷地面積2600平方メートル。大津駅に並んで立つ形となり、1階にはコンビニ・飲食店・薬局が入り、2階には循環器内科で歯科も開院予定。3階から29階までは共同住宅「プラウドタワー大津」となっている。
1階で行われたオープンセレモニーでは、18世紀中期に逢坂山を越えて京都とつなぐ牛車が通る「牛石」が設けられていた歴史を紹介する「牛石モニュメント」の除幕式やテープカットが行われ、越直美大津市長や大津市観光キャラクター「大津光ルくん」が参加した。同ビル前では大津ジャズフェスティバル選抜ユニットによる音楽演奏も行われ、竣工を祝賀した。
2階で開院し、見学会を開いていた「たきもとクリニック」の滝本善仁院長は「大津日本赤十字病院から独立したが、すぐに連携を取ることができるため安心していただければ。ペーパーレスで最新の設備を整えた」と話す。
近隣の女性は「平和堂(アルプラザ大津)ももう閉店するので行っていない。買い物は京都まで電車で行っているが、コンビニなどが便利」とうれしそうに見上げていた。