フィガロホール(大津市中庄1、TEL 077-522-3106)で4月26日、大津出身の中川彩さんと西村静香さんによるクラシック音楽の「デュオ・アクアレル」がデビュー公演を行う。
4歳で出会ったというフルートの中川彩さんとピアノの西村静香さんは「補完し合うハーモニーが息ぴったり」と評される。20代という若さと端麗な容姿から「ご当地クラシックアイドル」とも。共に大津市出身、聴いた曲を楽譜にするというソルフェージュの教室も一緒だった。県内外のコンクールでもそれぞれ1位を獲得するなど仲良く成長し合ってきた。現在は東京から滋賀へ拠点を移し、滋賀の文化の発展に貢献し、発信していきたいと意気込む。アクアレルとは水彩画を意味し、びわ湖の水をイメージしたという。
プログラムは同大学の河田理奈さんに委託した曲から始まり、「愛の挨拶」(エルガー)、「歌の翼による幻想曲」(シュテックメスト)、「熊ん蜂の飛行」(リムスキー・コルサコフ)、「ハンガリー田園幻想曲」(ドップラー)、「カンタービレとプレスト」(エネスコ)、「シシリエンヌ」(フォーレ)と親しみやすい選曲が展開し、最後は大作「ソナタOp.94」(プロコフィエフ)に挑む。
中川さんは「身近に感じていただける演奏会になるよう準備している。気軽に足を運んでいただければ」と来場を呼び掛ける。西村さんは「音楽を通していろんな人とつながっていきたい」とほほ笑む。「名曲から世界初演まで、私たちらしく彩り豊かな一時を楽しんでいただければ」とも。ホールでのコンサートは年1回以上の開催を目標に、そのほか病院や小学校などでの公演依頼も受け付ける。
15時開演。演奏時間は1時間30分の予定。料金は2,000円。問い合わせは、デュオ・アクアレル実行委員会にメール(duo.aquarelle@gmail.com)か、電話でフィガロホールまで。
好評につき完売のため、11時より追加ハーフコンサートも開く。プログラムは、「管弦楽組曲第2番」より「ポロネーズ」「バディネリ」(バッハ)、、オペラ「椿姫」より「乾杯」(ヴェルディ)、「アルルの女」より「メヌエット」(ビゼー)、「ソナタ」(プーランク)。料金は1,000円。楽曲は15時と異なるため合わせての購入も可能。