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滋賀の美容師ら、イナズマロックフェスでのチャリティー売り上げを寄付

三日月大造県知事に寄付を手渡すミナクサPG(プロジェクトクトグループ)のメンバー

三日月大造県知事に寄付を手渡すミナクサPG(プロジェクトクトグループ)のメンバー

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 ミナクサPG(プロジェクトグループ)の美容師らが12月14日、滋賀県公館(大津市京町4)を表敬訪問し、9月に開催された「イナズマロックフェス」のチャリティーイベントの売り上げの一部を寄付し、三日月大造県知事に活動報告を行った。

イナズマロックフェスでの活動報告も行った

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 「ミナクサPG」は、南草津に住む地域の人や行政、商業者のつながりづくりに関わりたいという同団体事務局・染田亮子さんの思いに賛同した美容師が集まり4年前から活動を始めた団体で、南草津以外にも大津市や彦根市の美容師も参加している。美容師だからできる地域への関わり方を模索する中で、「みなくさまつり」でのヘアショーや子ども向けのヘアアレンジ企画などチャリティー活動を行い地域の人との交流を深めてきた。

 今年9月に開催された「イナズマロックフェス」では滋賀県の美容師としてできることをしたいと、ヘアアレンジのブース出店を企画したが衛生法の兼ね合いがあり断念。それでも何か地域の人たちと関われることをと模索し、手作りのヘアアクセサリーのチャリティー販売を行った。チャリティーイベントは好評で初日は90人、2日目は約130人がヘアアクセサリーを購入したという。

 同団体の美容師としてチャリティーイベントに関わった井本敏洋さんは「初めて参加したが、地域の人との触れ合いを通して普段の仕事の達成感とはまた違うやりがいや達成感を得ることができた」と話す。廣田貴之さんは「滋賀県にいる美容師、同業者がもっと一緒になって地域を盛り上げていけることを定期的にやっていきたい。県外からも参加してもらえるような企画もできれば」と意欲を見せる。

 三日月知事は「自分ができることで社会に貢献したいという気持ちがすごくいい。こういう活動が地域の良い循環につながってくれたらうれしい。頂いたお金は県・びわ湖のために大切に使わせていただく。来年もイナズマロックフェスを盛り上げてほしい」と話した。

 染田さんは「県内ではまだ事例がない取り組みでも、どうやったらできるのか、できることを一緒に考えていただきたい」と思いを伝えた。

 今回の寄付はびわ湖の生態系への影響で問題となっている外来種「オオバナミズキンバイ」の駆除に充てられる予定。

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