プロバスケットボールBリーグ1部、滋賀レイクスターズ(以下、滋賀)のパブリックビューイングが9月29日、レイクスストア&カフェ(大津市におの浜)で開催された。
唐揚げ、ポテト、イカリングフライ、コロッケ、シューマイ、ピラフなどビュッフェ形式の食事
今シーズン開幕戦がアウェー開催となった滋賀。ホーム会場のウカルちゃんアリーナに併設された同カフェでは、店内のモニターに横浜文化体育館(横浜市中区)で開催の横浜ビー・コルセアーズ(以下、横浜)対滋賀の試合を映し、応援するパブリックビューイングを行った。
昨年9月のオープン時より、アウェー試合の日にはパブリックビューイングを行っている。大津市から参加した菅沙世さんは「子どもがバスケを始めたのをきっかけに、家族で試合観戦をするようになり、アウェー戦の時はここでパブリックビューイングをしている。共通の話題があるので、ほかのお客さんと仲良くなれる」と話す。
この日も、幼稚園児から大人まで、集まった約30人の参加者が試合観戦を楽しんだ。守山市の脇島さんは「パブリックビューイングは常連が多く、ここで友達になった人もいる。試合観戦を始めたときは1人だったが、知り合いの輪が広がってきた。みんなで試合の次の展開を話したりしながら観戦するのが楽しみ。今シーズンはチーム全員のプレーの質が上がってきている。期待できると思う」と話した。
試合は、滋賀の立ち上がりが悪く、横浜のディフェンスに苦しむ。並里選手の初得点に歓声が上がり、サムハン選手のファウルにため息、フィッシャーのブロックに歓声、攻めきれないチームにブーイングと、前半は店内全員が一喜一憂する展開となった。
ハーフタイムには店内でビンゴゲームが行われ、盛り上がった。景品の選手の写真を手にした中西雅さんと蜂谷美沙さんは「パブリックビューイングは初参加。とても楽しい」と笑顔を見せた。
試合後半は、滋賀ペース。キャプテン狩野の3ポイントシュート、並里選手のバスケットカウントなどで得点を重ね、3クオーター残り3分、狩野選手の3ポイントシュートで逆転すると、会場の盛り上がりは最高潮に。73対56で滋賀が初戦を勝利で飾り、参加者はハイタッチで喜びを分かち合った。
参加した野洲市の中学生は「試合会場と違い、滋賀のファンしかいないので、遠慮せずに応援できる。バスケに詳しい人が多く、隣の人たちの会話を聞いているのも面白い」と話した。
同カフェチーフの平井真里さんは「今後もアウェーの試合時は毎回パブリックビューイングを実施する。ビュッフェ形式の貸し切り営業で、夜はビンゴ大会も行う。会場と同じように盛り上がるので、グッズを持って応援に来てほしい」と呼び掛ける。
滋賀は10月7日・8日にウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で川崎ブレイブサンダースを迎えてホーム開幕戦を行う。