比叡平にジャズバー-地元工芸作家が自宅ギャラリーを改装

写真=のれんやタペストリーなど解良さんの作品が数多く飾られた店内の様子。

写真=のれんやタペストリーなど解良さんの作品が数多く飾られた店内の様子。

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 紅葉に色づき始めた比叡山中腹の住宅街・比叡平に9月24日、工芸作品ギャラリーを改装したジャズバー「Toma-Toma(トマトマ)」(大津市比叡平3、TEL 077-532-8017)がオープンした。

 同店オーナーの解良(けら)さんは、京都出身の染色品の工芸作家。1970年の日展初出品で最年少(19歳)入選、1971年の日本現代工芸美術展でも初出品で最年少(20歳)入選以後、多数の美術展に出品する。1983年に関西女子美術短期大学講師就任、2000年にバリ島に「KERA・ART・STUDIO」を設立し海外での制作活動を行うなどの経歴を持つ。

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 6年前に活動拠点を同地に移し、自宅1階部分のガレージをリフォームしたギャラリーで自身の作品を展示していたが、「比叡平には夜遅くまでゆっくりとお酒が飲める場所がない」との地元知人の声をきっかけに、「地元の人たちに時間を気にすることなくくつろいでもらおう」(同)とギャラリーをジャズバーに改装した。

 店舗面積は約15坪で、席数はカウンター4席、テーブル14席。店名は愛犬の名前に由来する。同店のコンセプトは「モダンジャパネスク」で、店内は濃い茶色をベースに和風モダンで落ち着いた雰囲気を演出しながら、オーナーの作品で東南アジア自生植物のエッチェンゴンドや麻で作った伝統織物ののれんやタペストリーをオブジェとして展示することでアジアンテイストと融合させた。BGMにはヒーリングジャズを流し「くつろいでお酒が飲める癒しの空間」(同)を演出している。

 メニューは、生ビール(550円)、グラスワイン(550円)、ウイスキー(500円~)のほか、「トムコリンズ」「マルガリータ」「カンパリソーダ」(各650円)などのカクテルを提供する。「飲食は全くの素人だったが、今では175種類ものカクテルが提供できる」と解良さん。

 「店の奥にはピアノとドラムセットがあるので、1日も早くジャズライブを開催して地元の人たちに楽しんでもらいたい」と意欲をみせる。

営業時間は20時~24時。

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