プロバスケットボールBリーグ1部「滋賀レイクスターズ」対「千葉ジェッツ」の試合が2月3日・4日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催され、3日=78-89、4日=69-80で、両日共、滋賀が敗戦した。
激しいディフェンスにあいながらもホーム初ゴールを決めた佐藤卓磨選手(関連画像)
4日は今季最多の3115人が来場し、2016年のBリーグ開幕から通算来場者数が10万人を突破した。10万人目の入場者となった永石さん家族は「昨年引っ越してきて、初めて滋賀の試合観戦に来た。まさか10万人目になるとは思わなかった」と話した。
永石さんには10万人目記念としてスペシャルシート観戦チケットが贈られ、全選手との記念撮影が行われた。
試合は3日がホームデビュー戦となったベンキー・ジョイス選手と佐藤卓磨選手が活躍し、リードする場面も見られたが、4クオーター開始早々にジョイス選手が5ファールで退場となり、流れをつかめず敗退した。
4日は出場機会の少なかった澤地サミュエルジュニア選手がしつこいディフェンスで千葉の8秒バイオレーションを誘うなど活躍するも破れ、9連敗で西地区4位に後退。
ショーン・デニスデニスヘッドコーチは「選手を誇りに思う。昨年チャンピオンの栃木、Bリーグ上位の東京、千葉との試合が続いているが、しっかりと勝機を見つけて戦っている。しかし、17本のターンオーバーと22本のオフェンスリバウンドを相手に与えては勝てない」と話した。
「連敗で選手が自信をなくしてしまっては本末転倒。いいプレーができている部分もあるので、今のプロセスを大切にしながら取り組んでいきたい」とも。
ホームデビュー戦で16得点の佐藤選手は「個人的なことより、チームが負けたことが悔しい。外国人とマッチアップすることが多いが、スピードでは自分の方が勝っていると思い、アグレッシブに行った」と話した。
ホーム会場については「地響きがするほどの大声援で、こんな声援の中でバスケをできるなんて幸せ」とプロになった実感を話した。
次節は10日・11日に沖縄市体育館(沖縄市諸見里2)で西地区1位の琉球ゴールデンキングスと対戦する。
デニスヘッドコーチは「選手たちに、成功するチームになるのはあと少し、もう少し我慢して積み上げていこうと話した。選手たちにチャンスを与え続けることも大切にしながら、勝利につなげていきたい」と意気込みを見せた。