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大津で企画展「えほん写真館」 子どもや家族を物語の主人公に

展示会場でパネルを持つ伊藤朋子さん

展示会場でパネルを持つ伊藤朋子さん

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 企画展「旅するえほん写真館 パネルミニ展示会」が、コラボしが21(大津市打出浜)で開催されている。

旅するえほん写真館の作品

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 「旅するえほん写真館」は布で作った背景の上に寝転んだり、座ったりして撮影するもので、県内外各地のイベントで出張撮影をしている。同館ディレクターの伊藤朋子さんは「子どもたちの誕生や成長、存在そのものの喜びを写真という形で残すことをコンセプトに、子どもや家族を『物語の主人公』にする絵本写真を撮影している。各地を回り、ワクワクを届ける昔の紙芝居屋さんのような存在になりたい」と話す。

 各地のイベントで撮影した写真の一部をパネルにして展示。増山いづみさんの作る背景は絵本の1シーンのようで、「スイーツショップ」や「夜空の音楽会」、「ハロウィーン」などのテーマで撮影している。

 伊藤さんは「生まれて1カ月の赤ちゃんや、はにかみながらも家族と一緒に写ってくれた中学生の女の子、障がいを持つお子さんなど、たくさんの出会いがあった。今までの活動や自身の育児体験を通し、改めて子どもは特別でかけがえのない存在だと感じている。この展示で活動を知っていただき、多くのご家族に笑顔と、心にポッと明かりを灯せるような思い出を提供できれば」と話す。

 展示時間は9時~17時30分。土曜・日曜・祝日閉館。10月31日まで。

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