ドローンの操作技術などを教える「ツキノワドローンスクール」が12月1日、月の輪自動車教習所(大津市月輪)で開校した。
2日間、16時間でドローンの操作技術と法律などの知識を教える講習で、自動車教習所での開校は県内初。講習を修了すると「無人航空機技能講習修了証」を取得できる。
学科では航空法のほか、人口密集地など飛行許可がいる場所でドローンを飛ばすために必要な飛行許可申請の知識、気象などについて学び、シミュレーターで操作方法を練習する。技能講習は小型ドローンを目的の場所に飛行させる練習をした後、大型ドローンを操作する。大型機は指導員と受講生のコントローラーがつながっていて、指導員が補助する。
同教習所広報部の佐倉寛治さんは「教習所の教える技術を生かして、ドローンスクールを開校した。指導員が隣に乗車するように、マンツーマンで指導する。複雑な飛行申請についても学べるので、実用的」と話す。
指導員の河端淳史さんは「ドローンの操作を学べば、空撮はもちろん、測量やソーラーパネルの検査、農薬散布、建造物の点検、災害時の救助などに生かせる」と話す。
次回の講習は1月9日・10日。平日2日間コースは16万円、土日コースは18万円。4月より毎週実施する。