Bリーグ滋賀レイクスターズは12月22日・23日にウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で京都ハンナリーズと対戦し、22日は68-62で勝利、23日は68-71で敗戦。「滋京ダービー」は1勝1敗。通算対戦成績は31勝32敗となった。
22日は、この日が誕生日の滋賀のポイントガード伊藤大司選手が13得点、4アシストと活躍。ゲームメイク、選手への声掛けなどで試合をコントロール。自身の「誕生日無敗記録」を更新した。
前半を33-33で折り返し、3クオーターに15点リードするも、その後、立て続けにシュートを外す。流れが悪くなった時に西裕太郎選手のディフェンスから、ディオール・フィッシャー選手のダンクシュートで流れを引き戻す。4クオーターに滋賀のファウルが続き、点差を詰められるも、残り55秒、高橋耕陽選手のシュートで試合を決める。滋賀は10月7日以来のホームでの勝利。
今季最多の2750人が来場した23日も「滋京ダービー」らしく、両チームブースターの大声援を受け、接戦となった。
試合開始から全員でディフェンスをし、得点力の高い京都をロースコアの戦いに持ち込む。2クオーター残り12秒、荒尾岳選手のディフェンスリバウンドから早いパス回しでゴール下まで持ち込み、最後は荒尾選手のブザービーターで35-34と1点リードして前半を折り返す。
3クオーターもシーソーゲームとなるが、中盤にフィッシャー選手がファウル。個人ファウル4となり、ベンチに下がる。3クオーター後半から4クオーター序盤に掛けて、徐々に点差を離され、最大11点差。最後はファウルゲームに持ち込み、3点差まで詰めるも惜敗。
ショーン・デニスヘッドコーチは「接戦で苦しい試合の続いた2日間だった。今日の選手の戦いぶりは素晴らしかった。誇らしく思う。流れは必ず私たちの方に来るはず」と話した。
キャプテンの狩野祐介選手は「京都の外国籍選手に点を取られすぎた。後半の接戦の時に外国籍選手を止めていたら、流れが滋賀に来たと思う。両日とも3クオーターに流れが悪くなったが、22日はそこで持ちこたえることができた。23日は相手に2~3本シュートを決められ、ディフェンスの失敗を引きずって、オフェンスがうまくいかなかった。ボールを動かすことで流れがよくなる。去年は個々の力に頼っていたが、今年はチームの組織力で戦っている。全員が動かないといけない。全員がキーマン」と話した。