草津総合病院(草津市矢橋町)の産婦人科病棟が2月3日、リニューアルした。
平野正満病院長は「滋賀は2035年まで人口が増え続け、京阪神のベッドタウンとして若い世代が移住してくる。小児科・産婦人科がより必要になってくるので、まず手始めに産婦人科のリニューアルをした」と話す。
周産期センター長の卜部諭さんは「滋賀は出生率が全国トップだが、新生児死亡率も高い。他府県に比べて総合病院での出産が少なく、多方面での治療が可能な総合病院での分娩(ぶんべん)管理が必要だと考える。今回のリニューアルで、総合病院での出産は安全だが無味乾燥だという印象を変えたい。記念に残り、満足の得られる出産として受け入れられるようにソフト面に力を入れて改装した」と説明する。
「患者さん同士のコミュニケーションが高められるように、ラウンジを新たに設けた。お互いの部屋を訪ねることで交流のきっかけになればと、7部屋の個室のデザインをそれぞれ異なるものにした」とも。