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守山市立図書館でアートイベント「美の滋賀BACKSTORY」 約1200人来場

さまざまなトークセッションが開催された会場は満員

さまざまなトークセッションが開催された会場は満員

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 アートイベント「美の滋賀BACKSTORY」が2月2日、守山市立図書館(守山市守山5)で開催され、来場者が1200人を超えた。

絵作家の早川鉄兵さんが手掛けたインスタレーション「光の森」

 県立近代美術館の資産である郷土ゆかりの作家作品や現代美術、地域の中で守られ、全国第4位の国宝・重要文化財の数を誇る「神と仏の美」、近年大いに注目を集めるアール・ブリュットなど、滋賀にある多様な「美」の魅力を発見し発信する「美の滋賀」。

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 開会の挨拶あいさつで滋賀県文化振興課の田原利秋さんは「滋賀ならではの美を、地域の方に誇りを持っていただけるような企画にしたいと考えてきた。今回タイトルに『BACKSTORY』と付けたのも作品の背景や物語を知っていただきたいという思いから。イベントを通して『美の滋賀』の魅力を楽しんでいただきたい」と話した。

 多目的ホールでは、「滋賀の魅力にせまるトークセッション」として、長浜の観音の里に引かれ東京から移住してきた「観音ガール」對馬佳菜子さんによる「ホトケさまの魅力をサーチせよ」や音楽ライブ、アートプロジェクトに携わってきた団体の報告会などが行われた。

 トークセッションでは、写真家の別所隆弘さんと辻村耕司さん、しがトコ編集長の亀口美穂さん、しがトコ代表の林正隆さんが登壇。今年発売された「カレンダーで伝える滋賀の風景プロジェクト」の写真などを題材に、撮影裏話や滋賀の風景の魅力を語った。亀口さんは「今回壁に展示した滋賀の風景写真に『僕らの暮らすこの滋賀はおもっているより美しい』と言葉を添えたが、2010年に初めて滋賀へ来てから何気ない日々の風景に癒やされたのが今の活動の始まりになっている。滋賀の皆さんに何気ない日常の中にある滋賀の魅力を再発見してほしい」と滋賀の魅力をアピールした。

 別室では切り絵作家の早川鉄兵さんによるインスタレーション「光の森」を体験できるブースや、切り絵や木彫りを実際に教えてもらいながら体験するワークショップも行った。

 広場では滋賀ならではの魅力が詰まった作家市を開催。「鹿の角のカトラリー」や江戸時代から続く高島市の伝統技術「高島ちぢみ」をベースに生まれた心地の良い服「BIWACOTTON(ビワコットン)」などが並んだ。

 大津市から息子と参加した西村美紗さんは「アートは自然の中にこそあるものだと思っているので、自然が身近にある滋賀県は、小さな頃からそれを肌で感じ育てていける素晴らしい場所。滋賀の美が集まったイベントは図書館の中での開催だったのに、滋賀の自然を感じることができた。自分がしている仕事でも、野外でのテキスタイルアート展のようなことが出来たらできたらいいなと、少し大きな目標が見つけられた。次回の開催も楽しみ」と話した。