大津商業高校(大津市御陵町2)の生徒有志が6月4日、滋賀県庁(大津市京町4)で、中高生向けキャリアメディア「ココロエしが」のリニューアルを発表した。
同メディアは2022年からウエスト(近江八幡市)が運営し、滋賀県内で働く人の仕事観や志を紹介してきた。リニューアルに伴い、生徒たちが主体となって取材や記事執筆を行う体制に変更した。
プロジェクトに参加するのは3年生6人、2年生5人、1年生1人の計12人。地域金融機関として次世代育成や地域活性化に取り組む関西みらい銀行も応援サポーターとして参画している。5月27日には高校生が取材・執筆した初めての記事を公開し、これまでに6人の取材記事を掲載している。
リニューアルの背景について、同メディアの運営事務局を務めるウエストの片山幸博さんは「本来伝えたい相手は中高生。従来通りのやり方では、中高生に十分リーチできていないと感じていた。伝えたい人に伝えるチャンスが広がると考え、中高生と一緒に取り組みを始めた」と話す。
事前に取材先へヒアリングシートの記入を依頼し、その内容を基に生徒たちが疑問に思ったことや深く知りたいことをインタビューで聞き出している。当初は大津商業高校の卒業生を中心に取材していたが、現在は他校出身者を含む社会人にも取材対象を広げているという。
プロジェクトリーダーを務める3年の川西遥心さんは「働く人にはどのような志があるかを大切にしてインタビューしている」と話し、「多くの人と関わりながら知識や志を知り、その思いを下の世代にも伝えていきたい」と意欲を見せる。2年の河島慶史さんは、インタビューの中で特に心に深く残った内容を記事に盛り込むよう意識しているといい、「誤解が生じないよう、聞いたことを間違いなく記事にするよう心がけている」と話す。
片山さんは「滋賀県内には素晴らしい会社や技術を持った会社がたくさんある。まずは地域にいい会社があることを知ってもらいたい」と話す。