大型客船ビアンカに乗り、「琵琶湖八珍」を味わう企画クルーズ「琵琶湖八珍の悦び2019」が3月23日、大津港から出港する。
「琵琶湖八珍」は、ビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコ、イサザ、ゴリ、コアユ、スジエビ、ハスの琵琶湖産の8種の魚で、2013年、魚料理人気アンケートを基に供給量など考慮して選定。滋賀県文化財保護協会普及専門員の大沼芳幸さんが提唱した。
クルーズでは、大津港からビアンカに乗船し、大沼さんによる講話「八珍が語る『琵琶湖は生きているぞ』」を聞く。昼食は船内で「ビワマスムニエル」や「小鮎の天ぷら」「ふなずし」「イサザの唐揚げ」「ホンモロコの素焼き」「ハス田楽」などの琵琶湖八珍特別ビュッフェを提供する。シジミや赤こんにゃく、日の菜などの県内の食材も使う。
大沼さんは「琵琶湖八珍の魚は琵琶湖が育てた野生の魚。琵琶湖は生きているので、いつも同じ魚がいるとは限らない。琵琶湖が育てた八珍の魚を琵琶湖とともに楽しんでほしい」と話す。
ビアンカを運航する琵琶湖汽船の森香子さんは「大沼先生が琵琶湖へと誘う、春恒例の企画クルーズとなっている。船上講話で琵琶湖の歴史文化を学びつつ、琵琶湖八珍料理を味わっていただきたい」と呼び掛ける。
出港は10時30分。料金は9,000円。定員80人。