滋賀県内の農産物を販売する「さざなみ831(やさい)マルシェ」が8月31日の「野菜の日」に「近江牛と近江野菜 漣(さざなみ) GRILL SAZANAMI」(大津市馬場)で開催される。
同店は、近江牛レストランのシェフをしていた和田直樹さんと野菜ソムリエの和田直子さん夫婦が「近江牛と滋賀の野菜を楽しめるレストランを作ろう」と2018(平成30)年11月に開業した。酒、チーズ、ジェラートも県内産にこだわったレストランで、器も信楽焼きでそろえるこだわりぶり。
直子さんは「お客さまから『滋賀の野菜ってこんなにおいしいんですね』と驚かれることが多く、滋賀の野菜をもっと知ってほしいとイベントを企画した。滋賀県民の野菜摂取量は低いが、こんなにおいしい野菜が県内でたくさん生産されているということを知ってもらいたい」と話す。
近江園田ふぁーむやレイクスファームの農薬不使用の野菜や果物、百菜農園のコシヒカリなどの農産物のほか、セルクルキッチンの野菜を使ったパン、みそやジャムなどの加工品の販売と、キッシュ、スープ、スムージーなどの軽食を提供する。
直子さんは「食べる人の安全を考え、琵琶湖への負担軽減に取り組んでおられる農家さんのものばかりをそろえた。スーパーマーケットなどには卸していない生産者なので、初めて出合う野菜もあるかもしれない。食べてもらったら味の違いが分かると思う」と話す。
開催時間は10時30分~16時。