絵本作家谷口智則さんのデビュー15周年を記念した展覧会「谷口智則~絵本の世界~」が10月27日から、びわ湖大津館イングリッシュガーデン内ギャルリーオー(大津市柳が崎)で開催される。
谷口智則さんの代表作 絵本「100人のサンタクロース」©谷口智則
谷口さんは2004(平成16)年に「サルくんとお月さま」で絵本作家としてデビュー。フランス、イタリアなど海外でも絵本を出版している。展覧会では、絵本原画、絵本などを展示。27日にはマトリョーシカ作り、11月4日にはポップアップカード作りのワークショップを実施する。ワークショップの後は、谷口さんによる読み聞かせ、ライブペイント、サイン会を行う。マトリョーシカは5体中4体を参加者がペイントし、1体は谷口さんが動物を描き、仕上げる。
谷口さんは「絵本作家としてデビューして15年。僕はずっと自分の中にある物語をテーマに絵本や絵を描いてきた。その15年の軌跡を見ていただける展示になればと思う。それぞれに自分だけの物語が生まれてくれたらうれしい」と話す。
ギャルリーオーの加藤晶子さんは「色彩豊かな世界で愛らしいキャラクターたちが奏でる作品群は、明るく、にぎやかで温かい。絵本の中からあふれるやわらかい世界と、秋バラが見頃を迎える美しい庭園を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。ワークショップは13時~。イングリッシュガーデンの入場料は大人=330円、小中学生・65歳以上=160円。ワークショップはマトリョーシカ作り=4,000円、ポップアップカード作り=1,500円。