琵琶湖博物館(草津市下物町)のトンネル水槽に12月21日から24日までサンタクロースが現れ、来館者を楽しませた。
博物館に来てもらうきっかけをつくろうと2014(平成26)年に始めた企画。琵琶湖の沖合に生息している8種類150匹が泳ぐ水族展示室のトンネル水槽内を、ドライスーツの上にサンタクロースの衣装を着た飼育スタッフが遊泳した。21日は約150人、22日は約300人が来場した。
学芸員の金尾滋史さんによるスペシャルフロアトークも実施。来館者はニゴロブナ、ゲンゴロウブナ、イワトコナマズなどの琵琶湖の固有種やコイなどについての説明に耳を傾けた。水槽の上部からサンタクロースがはしごを下りて登場すると、子どもたちは手を振り喜んだ。サンタ帽子やトナカイのカチューシャの貸し出しもあり、来館者はサンタクロースと一緒に写真撮影を楽しんだ。
23日に3世代7人家族で来場した湖南市の女性は「サンタさんが思ったよりスリムだった。クリスマス気分を味わえてよかった」と話した。
12月25日から休館し、新年は1月2日から営業する。